TakahiroNakano
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Cinema Products CP-16R

 アメリカ、Cinema Products社製の同録カメラです。ステディカムやズームコントロールJ-6などを販売していいた会社ですが、今はもうつぶれてしまいました...。
 初代CP-16はレフレックスファインダーではなく、アンジェニューのファインダー付きズームを使いました。その後CP-16R、CP-16R/Aでミラーレフレックス、CPマウントになります。
 ミラーシャッターは、シングルブレードが2種(170°?)、バタフライ156°と3種ほどあるようです。マガジンも初期はミッチェルタイプ、後期は樹脂製のものになっています。ファインダーは簡単に取り外せるようになっていて、これも何種かあるようです。オプションで内蔵露出計やハンドグリップ式のズームコントロールJ-5などがありました。

 私が入手したのはアンプ、マイク端子付きのCP-16R/A(でも後ろのプレートはCP-16Rになっている)、バタフライシャッター、ファインダーは一番シンプルなもの、そしてなぜかNew ARRIマウントに改造されている、というものでした。
 完全ジャンク、動きません、というものを捨て値で入手。届いた段ボールを開けると、臭っ!、本当に腐ってます。オイルやモルトや吸音材の腐った匂い...。塗装もかなりダメになっており、手が黒くなります。ガムテでペタペタすると簡単にはがれました。
 中を開けると、当然のことながらベルトが劣化、崩れ落ちてました。タイミングベルトはかろうじてこのまま使えそうな。基盤直付けの充電池が液漏れ、うわ、基盤がだいぶやられてます。
 でもこのカメラ、僕は治るよというオーラを発してました。よって全バラ、レストア開始。
 


 ボディ右側。ほとんどアンプです。現在は磁気ストライプ付きのフィルムは無いので意味無しです。必要な配線だけ残して取り払ってしまいました。ちょっと軽量化。


 右上の白いのが3.6V充電池。代わりを探すのに苦労しました。フィルム残量の記憶用らしいです。
 テイクアップ用のベルトは跡形もありません。これが特殊でムカデのように横に歯が付いているものなのです。
 とりあえず適当なベルトで代用。でもそれだとフィルムカウンターに誤差が出るはず...。


 磁気ヘッド部分が付いていませんでした。このままだと正常に巻き取れないので、適当なローラーを移植予定。


 ドンガラにして...。


 塗料剥離材で塗装をはがし、一緒にお風呂に入りきれいに洗いました。マスキングは適当。


 下地を塗って、ウレタンスプレーで塗装。ベランダでやったらホコリがいっぱい付いてしまいました。
 うーむ。
 はっきりいって塗装はめんどくさいです。


 マガジンはシンプル。なんというかアメリカっぽい造りです。


 塗装完了、基盤も無理矢理配線しなおし、なんとか組み上げたのですが...まだ動きません。
 時々ガーッと回るんだけれども。ミラーストップの位置決めのセンサーもうまく働いていないし、ファインダー内の表示も一切点かない...。

 まだまだ先は長そうです。