TakahiroNakano
icon08photo

BRAUN Nizo 4080


 ブラウンの超高級機ニッツォ4080です。美しいデザイン、シュナイダーのズーム、豊富なコマ数、特にサウンドカートリッジでも54fpsと1frameができるのはさすがでした。当時はものすごい価格でした。8mmが衰退した今は誰にでも手が届く価格ですが...。


 今、うちのはこんな姿。

 Nizoサウンドシリーズは買ってはいけない!カメラなのです。
 その理由をこれから...


 最初は快調でした。ものすごく静かな駆動音に感動していました。でも発売から年月が経った今、それが仇になっているのです。
 真ん中のダイアルがコマ撮り用なのですが、それが不調になってきました。連続駆動は出来てもコマ撮りが出来なくなりました。そのうち、なにかウーンと鳴ってはいるものの駆動しなくなってしまいました。
 一か八かバラシ。


 多機能のサウンドカメラなのでバラシは大変です。ちょっと途方に暮れる光景。


 このダイアル!
 キャノンの後期のカメラも同じような部品なのですが、不調の時はだいたいこの部分です。金属の端子をプラスチックでカシメているのですが、あまりにも繊細でポロリといってしまいます。Nizoはさらに真ん中にプッシュボタンがあるので大変。
 これは修復、しかし動かない...。うーん。奥深くまで行くか!と後戻り出来ないところまで分解。


 ようするにベルト駆動なので静かなのですね。ベルトが経年劣化で切れてしまうわけです。写真はシャッター部分ですが、ここまでアクセスするには基盤もレンズも全部はずさなくてはなりません。さらにあちこちに小さなスイッチが付いているので本当に大変です。


 これが切れていたベルト。硬化してました。ジャンクベルト入れの引き出しから合いそうなものを探します。テープレコーダーか何かのベルトが運良く見つかりました。早速つけて組み直します。組み直すのも根気がいります。
 で、動きません!なぜだ!よく見ると、もともと付いていたベルトは断面が三角形です。断面が四角のベルトはプーリーから少しはみ出てしまいダメなのです。このシャッター周りはほんとに僅かなクリアランスしか無いのです!

 同じベルトが手に入るとも思えず...考えた末に断面が三角形になるように削りました!カミソリで少しずつ...。そうしてなんとか周りにぶつからずに回るようになり、コマ撮りも動くようになりました!
 あとは元通りにするだけだったのですが...やってしまいました...。後もう少しというところで...プシュ...。メモ通りに配線し直したつもりがどこか間違っていたのでしょう。ショートしてしまいました。
 うんともすんとも言わなくなった4080君は今、箱の中で静かに眠っています。

 後日...駆動するようになりました。でも露出計が動きません...。

BRAUN
Nizo 4080

Super 8 Sound

Lens

Schneider Macro-Variogon 1.4/7~80mm
Wide macro
Filter 67mm

Built-in Fillter

Changing-over switch

Viewfinder

Prism reflex
Split image

Exposure

TTL Auto, Manual, EE lock, Backlight correction 露出補正-1~+1(1/3単位)

Frame rates

9, 16 2/3, 18, 24, 25, 54fps, 1frame

Shutter degree

225

Functions

オートフェード(絞りによる)
インターバルタイマー(2, 5, 15秒)

Power supply

単三x4

Sockets

Cable release, Electric release, Flash connect

Accessories

Wide converter