Nikon 8X SUPER ZOOM 絞りの不良。 Iris repair.
絞りがおかしいというNikon 8Xを預かりました。マニュアルで絞りが5.6より開きません。オートも動きが鈍いです。レンズもファインダーもすごくクリアーなのでこのままにしておくのはもったいないです。 完全には修理できませんでしたが、マニュアル絞りはOKになりました。
フォーカスリングとズームリングを外します。フォーカスリングを外すと前玉が飛び出てますので、傷つけないように保護しておいた方がいいでしょう。 絞りリングも外します。
全面のカバーは4つのネジで外れます。 青矢印のネジは外さなくてOKです。これはファインダーに表示される絞りの採光ようのプリズムを止めています。
見えてきました。 絞りの指針が見えますが、うまく動きません。 もう少しバラさないといけません。
グリップを外します。 三脚穴の奥にネジがあります。
真ん中のネジを外すとカランと中に何かが落ちる音がします。
フィルム室にナット状のプラスチックの部品が落ちているので回収しましょう。組み上げるとき、ネジを締めすぎるとこの部品が割れてしまいますので注意。
次はレンズを外します。 ここのハンダを外します。
ここのネジと、
ここ。
外れました。 外から見ると奇麗でしたが、中のレンズはそれなりに汚れていました。
分かりにくいですが、青矢印のところにミラーがあります。絞りの表示プレートはボディの下の方にあります。緑線の光路でファインダーに合成されます。 2つのまるい穴はフィルターの切り替えに連動しています。その奥に感度設定用のプラスチックのディスクがあります。その向こうに受光素子があります。
さらに分解。 何かが引っかかっている訳ではないのに、絞りが途中までしか開きません。 試行錯誤でコイル状のバネを調整します。手動ではいい感じに動くようになりました。しかしオートでは11以上に絞れないのです。
ついでにフィルターを交換、
と思ったら、ここまで分解しないと交換できませんでした。 これは面倒です。
さらに分解。
シンプルな中身です。
ここのネジはとても外しにくいです。
このカメラはバッテリーチェックでも絞りの針を使っているのですが、これも少ししか動きません。どうも動かす力が弱いようです。それで11以上に絞れないようです。コンデンサなどを交換したりしてみたのですが、変わりませんでした。
とりあえずマニュアル絞りはOKになりました。 バックフォーカスの調整がとてもやりやすい作りでした。