TakahiroNakano
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Super 8 カートリッジの感度設定

 Super 8カートリッジには、フィルム感度設定、及びフィルター設定のためのノッチがあります。このノッチを利用して、カメラはオートで感度設定します。

 Aの赤線は、真ん中のノッチのセンターをあらわしています。アパーチュアのセンターになります。
 Bは、上のノッチの下部分です。
 ABの距離、Cがフィルム感度の設定となります。0.1inch(2.54mm)で2/3絞りずつ変わっていきます。
 Dのノッチは内蔵フィルターの設定です。ここが開いていればフィルター入、埋まっていればフィルター解除です。

C Length
(inch)

C Length
(mm)

Without Built-in filter
(Tungsten)

Built-in filter use
(Daylight)

1.0

25.40

16

10

0.9

22.86

25

16

0.8

20.32

40

25

0.7

17.78

64

40

0.6

15.24

100

64

0.5

12.70

160

100

0.4

10.16

250

160

0.3

7.62

400

250

0.2

5.08

640

400

 Super 8のメインのフィルムはコダクローム40T(25D)でした。その後エクタクローム160T(100D)が発売されました。この2つの感度設定は、ほとんどのカメラにあります。カメラの感度設定部分はフィルムゲートの上にあります。ここにプッシュボタンが1つだけ付いているカメラは、40T(25D)、160T(100D)対応です。このタイプが非常に多いです。まれに何も無いカメラがありますが、それは40T(25D)専用と思って良いでしょう。高級機では複数のボタンがついているものや、スライドするレバーが付いているものもあります。そういったカメラは多くの感度に対応しています。高級機だけではなく、初期のカメラも複数感度に対応しているものが多いです。将来発売されるであろうフィルムに対応するためだったのでしょう。中期から後期のカメラは、大部分が40T(25D)、160T(100D)のみに簡略化されていきました。

 感度設定もフィルター解除キーも無い例。
 コダクロームを25Dで使う専用です。

 感度設定は無いが、フィルターキーは付いている例。
 マニュアル露出のみのカメラなので感度設定不要です。

 ボタン1つの例。
 このタイプが多いです。

 複数対応の例。
 このカメラは4段階。

 レバー式の例。
 レバー式のものは多くの感度に対応している場合が多いです。

 複数対応の例。

 現在Super8はさまざまなフィルムが使えます。Kodakが出しているのはエクタクローム64T(40D)ですが、この感度に対応しているカメラはごく僅かです。たいていのカメラは、数字上は2/3絞りオーバーとなります。さらに、他社のリバーサルやネガフィルムを使おうとすると、カートリッジの感度設定では対応出来ない場合があります。その場合は露出補正を使うか、マニュアル露出で撮影します。
 まあしかし、この感度設定についてはあまり気にしなくても良いと思います。使っているカメラの露出計が、感度設定に対して適正になっているかどうか、撮影してみないと分からないからです。オート露出で撮影する場合、使おうと思うフィルムに近いところに対応しているのであれば、とりあえず1本撮影した上がりを見て判断するのが実際的です。そのうえで露出補正をするか、他のカメラを使うかなりすれば良いと思います。マニュアルで撮影する場合も、そのカメラの絞りの表示が正しいかどうか分からないので、最初の1本はテスト撮影と思った方が良いでしょう。